こんにちは。
今日はリノベーション施工事例のご紹介です。
ご存じでしょうか?
SCALE店舗の2階のこちらの壁
木材が張り付けられているのですが
こちらなんとご自宅に張り付けが可能なんです。
以前TVの後ろの壁に貼り付けを行ったお客様宅で
今度はキッチンの後ろ側の壁に貼り付けしたいとのことで
ご相談をいただきました。
①材料選び
壁に貼り付けたり床に貼り付けたり
用途によって材料の厚みも変わります。
今回は前回貼ったお部屋と同じ部屋なので
材料を統一しました。
今回は壁に貼り付けるので薄めの5㎜厚で
鉄サビ風の塗装が施されている
古材風の木材をチョイス。
画像の一番下の大きい板サンプルの材料です。
一枚辺りのサイズは910×180×5㎜です。
鉄サビ塗装ですが、経年によって変色します。
この記事1枚目の画像も同じ鉄サビ塗装です。
3~5年ほどで鉄サビ風より色が明るく変色します。
※材料は天然木なのでお住まいの環境や場所によって異なりますが
反り、割れ、変色が必ず発生します。
ちなみに「タワーレコード本社オフィス」の床も
こちらの古材を床に敷き詰めています。
社長さんのブログからタワレコ本社の施工事例もご覧いただけます。
https://plaza.rakuten.co.jp/woodpronakamoto/diary/201308230000/
②施工の様子
1.工事前
今回貼り付けるのはこちらの壁です。
通常の白いクロスが貼ってある状態です。
床はブラウン系のフローリングで、今回はいじりません。
施工前で養生してしまったのでビニールとパットが敷いてある状態です。
こういう工事の日は緊張して、つい最初の撮影を忘れがちです。(-_-;)
2.クロス剥がし
パッと見わかりませんがクロス(壁紙)を剥がした状態です。
コンセントも一旦外します。
近年流行りで増えているエコカラットなどもそうですが
壁に貼り付けるものは必ず下地に施工します。
クロスはビニールなのでそのまま貼り付けても
どうしても接着剤がしっかり付かずに剥がれてしまったり
壁紙ごと剥がれてしまったりしますので。
3.墨出しと貼り付け
壁に墨出しをして何枚か貼り付けてみます。
元のサイズはW910の板ですが
W600やW450などのサイズに切り分け
上下の板で目が合わないように割り付けしていきます。
SCALE店舗の壁もこんな感じで3パターンくらいのサイズで
組み立ててあります。
順番に貼りたくなるんですが後々必ずどこかで
上下の線が繋がってしまうんですよね。
私は今回この割り付け表考えるのが一番大変でした。笑
貼り付けは少量の床用ボンドとピンタッカーで留めていきます。
通常の木工ボンドでは水分が多いため
木材が水分を多く吸ってしまい、反りや割れなどが起こりやすくなる原因になります。
4.どんどん貼っていきます。
上段が仕上がってきました。
上下の線が繋がらないように注意して貼っていきます。
コンセントプレートやキッチンカウンターの枠など
細かい調整や加工をしながら貼り付けます。
コンセントプレートは壁穴と同じように加工をしておくと
自然に仕上がります。
5.コーナーにはL字の金物を取り付けます
終わりが見えてきました。
ちょっと休憩をしているうちにご主人がお部屋の雰囲気に合わせて
照明器具も新調しました。
そしてこちらのお宅は、壁の端っこの部分はリビングの中央で人が良く通る場所です。
こういう角にぶつかったりすることで剥がれ落ちてしまったりする場合がほとんどなので
角にはL型のアルミ金物を取り付けます。
以上で完成です。
6.Before&After
ビフォーアフターの写真は縮小無しの方が
インパクトがありそうなので
そのまんま掲載してみます。笑
Before
After
フローリングが見えている状態と見えてない状態なので
床の雰囲気も相まってすごい大変身です。
途中でご主人が付け替えた照明も完璧にマッチしています。
③お値段について
今回貼り付けた面積は約7平米ほどです。
工事は1日で完了します。
材料費、施工費、大工手配、金物代、クロス剥がしなど
全て合わせて税込み¥200,000以内です。
貼り付ける材料、広さなどによって金額は変動します。
今はアクセントクロスも多くの物件で取り入れている状態ですが
こんな感じの古材風もすごくカッコいいですよ。
気になったら是非SCALEスタッフにご相談下さい。